2005年01月20日

nostalgy「後輩へ」

お久しぶりです。お元気ですか?
早いもので、夕紀もこの春大学卒業ですね。
おめでとうございます。
私も4月に地元の支店から東京本社へと異動することになりました。
今、ひとり暮らしをするための荷造りをしています。
この街から東京って遠いですよね。私にとっては東京もニューヨークも
同じくらいの距離感です。そんな娘を心配してか、母はちょくちょく
部屋をのぞきに来て小言をこぼしていきます。父はただ黙って新聞を
広げています。東京で起こった事件記事があるとわざわざ見せに来る
のはやめてほしいです。

二十ウン年間、この部屋で過ごしてきたわけですから、それはそれは
いろんな物がでてきます。「持ってく」「置いてく」のダンボールで
仕分けをしながら、この二十ウン年間の総集編を振り返っています。
中には、中学の時に書いていた『恋する日記帳 〜love poem』なるもの
まで掘り出しました。これは「置いてく」の一番底に永久保存です。
さらに探ってみると、青い封筒に入った手紙が幾つも出てきました。
…思い出しましたか?
この数通にわたる手紙は夕紀が中学3年生の時、私宛に一年を通して
送ってきてくれた手紙達です。荷造りの手を止め、私はこの手紙の
数々をあらためて読みかえしました。

夕紀に手紙を書こうと思いました。
私なりに考えた結論です。これから社会人になる夕紀に、こうして
その手紙達を同封させて頂きました。これを持っているべき人は
私ではなく、この手紙を書いた本人だと思ったからです。
ここに記された思い出は夕紀のものだから。
いつも勝手な先輩をゆるして下さい。
そのかわり、東京に遊びに来た時はごちそうしますからね。
それではお体に気をつけて。
ゆっくり、ゆっくり、がんばって下さい。

2000年3月20日 先輩より


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ラベル:Nostalgy
posted by ozy- at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ああだこうだ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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