2014年09月12日

さよならを言うために

マーニー(有村架純)
「杏奈 お願い。許してくれるって言って」
佐々木 杏奈(高月彩良)
「もちろんよ。許してあげる。
 あなたが好きよ、マーニー。
 決してあなたのことを忘れないわ。
 ずっと忘れないわ。永久に」

音声ガイドのヘッドホンをかぶり、
ガイド機のリモコンを首からぶら下げ、
最後のガイドNo.12を聴きながら
涙をこらえるのに必死でした。

思い出のマーニー×種田陽平展 at 江戸東京博物館

映画を観終わって、
魂の抜け殻のような状態のまま、
翌朝、江戸東京博物館のある両国駅に
気付いたら降り立っていました。

よかった。この展示がなければ、
湿っ地(しめっち)屋敷を探しに
北海道に向かっているところでした。


思い出のマーニー

種田陽平展、素晴らしかったです。
前日観た場面ひとつひとつを
空間として追体験しているような気分で、
物語にあわせて展示も進んでいき、
後半で待っているサイロの臨場感。
短パンで出掛けたからわかる
風と音の一体感。
映画と同じように、これまでずっと
杏奈の心に広がる湿っ地が続いていたましたが、
サイロを抜けると、真珠色の空から一変、
一面にパアッと広がる青空のような
杏奈の思い出の写真。
心地良かったです。

そしてラストの音声ガイドNo.12。
ヘッドホンをつけてない子供から
「あのおっちゃん、なんで泣いてんの」
と指さされようが、
私は音声ガイドをお借りして良かった。
つくづく思います。

映画と種田陽平展。
これで私は、ようやくマーニーに
さよならが言えたような気がします。


杏奈
「あの…、母です」

うん。もう少しか。