2013年04月22日

なんてったって アイドル

これは価値観の話なんだなと思った。
価値観のブレてない人、その生き様を見た時、「かっけえー」がでる。
価値観のズレを感じた時、でてくる言葉が「じぇじぇじぇ」
ブレない人とブレ続ける人。
北三陸にずっと住んでいる人達はたいがい強い価値観を持っている。
この場所が一番だと思っている。だからここにずっといる。
ここの生き方、つまり海女として生きていくと決めている人。
そのブレなさに思わず出た「かっけえー」だ。
天野アキ(能年玲奈)はそこに惹かれた。そして、その道を選んで
入っていった。

あまちゃん』 第3週 “おら、友だちができた!”

足立ユイ(橋本愛)はこのブレない人や場所ではなく、
東京に憧れを抱いている。東京、つまりは常にブレ続けている街だ。
ここは変わらない。ここにいる人たちのようになるのはイヤだ。
そんな思いを抱いた人達は、故郷を離れ、東京へ行く。

(1) 東京しか知らない童子が北三陸に来たアキの物語
(2) 元々いた北三陸に戻ってきた春子(小泉今日子)やヒロシ(小池徹平)の物語
(3) 北三陸にずっといる夏(宮本信子)や北三陸の人々の物語

この3つが交差して、関わって、「じぇじぇじぇ」が生まれる。
元々(3)だった(2)の人々は、(3)にいては「じぇじぇじぇ」はないと、
まだ見ぬ「じぇじぇじぇ」を求めて東京を目指す。
そこから24年ぶりに戻った春子、2ヶ月半で戻ったヒロシ。
(2)として(3)の人々と生活していく。

足立ユイ
「アイドルになりたああぁい」

東京に対して、夢に向かって、まっすぐなユイ。
迷いのないその生き様にやっぱり「かっけぇ」と思うアキ。
ユイも、紛れもない北三陸の女なのだ。


このドラマのおもしろいところは、NHK朝ドラとして
多くの人が見ているということだ。
(1)(2)(3)をリアルに生きている人達が、それぞれの視点で見ている。
宮藤官九郎作品に初めて触れる人もたくさんいる。うちの両親もそうだ。
同じドラマを見ている。
あまちゃんについて何か話しちゃってる。
10年前には考えられなかったことが今起きている。
忘れられない年になりそうだ。