2007年01月08日

ふもと

中川雅也(速水もこみち)


「オカン(倍賞美津子)とここにおったら、なーんもないまま、


 なーんも始まらんまま、俺、くさっていく気がするけん」





見ている間中、ずーっと続くギューと締め付けられるような


せつなさは何なのでしょう。


それはきっと、自分が母に今までしてきた、言ってきた反抗心と


申し訳なさが詰まって詰まって、ギューッとなってるんだと思う。


だから、駅のホームのシーンでこんなに泣いてるんだと思うんよ。


息子の前では見せなかった。決して見せなかっただろう


オカンの涙を見た時は。





東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 第1章 「親子の別れ」





オカン


「オカンは、マー君がおってくれたらそれでええ」





マー君


「オレはおるよ。オカンとずっと一緒にいるけん」





母が持たせた風呂敷を開けている間中ずっと。