仕事でダメージを受けた日の帰り道、
どんなに沈んでいても、
気持ちが少しだけパッと軽くなる歌があります。
尾崎紀世彦「また逢う日まで」

まずはイントロです。
♪デッデッデデーデデン
♪デッデッデデーデデン
こんな始まり方ってありますか。普通。
気分はいやでもPOP調に染まっていくでしょう。
♪また逢う、日まで
歌い出しは抑え気味なんです。
この辺が憂鬱な気分とマッチするわけですよ。
やさしくやさしく。
「♪、日まで」でちょっとタメも入ります。
♪話しーたーくなーい
ここで一気にテンション上がりますが、
次の
♪なぜかさびしいだけ
で急にまたしぼむんです。
アップダウン激しいですよ。
これで聞いてる方はもうグラングランです。
そしてサビです。
♪ふったりで〜 ドアをしーめーてー
キヨが歌い上げる歌い上げる。
別れの歌をこんなにソウルフルに歌い上げる歌手は
キヨをおいて、日本ではなかなかいませんね。
この辺りになってくると当然、一緒に歌ってます。
心の中でね。
そうするとですね、感覚的にモミアゲがはえている
ような気分になります。二番のサビくらいになると
ヒゲもはえてます。最後まで歌い上げたころには、
あなたも私も立派な尾崎紀世彦です。
そして、またイントロから聞いている。
そんな朝です。ぜひ。