2005年10月01日

僕が沈むまで

#映画を観る直前と直後にそれぞれ書いたメモ帳をそのまま写しています.


#載せるかどうか悩みましたが,残しておこうと思います.





予告編だけでこれほど魅了された映画はなかった。


観るしかない映画というものがある。観ずにはいられない映画。





場内の雰囲気はとても落ち着いている。


北の零年』以来の落ち着きぶりだ。


映画が人を選ぶのか。人が映画を選ぶのか。





ビデオになってから観ればいい。DVDになるまで待つぞ。


そう思い込ませようとした。


来てしまった。


結局、あの予告編が頭から離れなかった。





さっきトイレで鏡を見た時、もう目が潤んでいた。


昨日我慢した分、今日は涙腺が弱っているようだ。


#10月から異動の為、昨日(9/30)は退職日.4年半勤めた職場だった.





映画を観終わった時、もしかしたらメモ帳すら開けない状態に


なっているやもしれないので、こうして上映前の座席でメモしている。


暗くなった。それでは後ほど。お会いできることを願って。





蝉しぐれ


蝉しぐれ





頭がフラフラする。


ようやくたどり着いたベンチに。


映画館出るまでまっすぐ歩けなかった。


なんだろう。まずは、ありがとう。





目と鼻って繋がってんだなって実感した。


涙と鼻がね。ひさびさに鼻出たよ。


思い出したなぁ。この感覚。


小学生の時、親と観に行った『ビルマの竪琴』


クライマックスで歌われる「羽生の宿」に映画館でワンワン泣いた記憶。


その頃を思い出す量だったよ。涙のしずくが首まで来たから。


一緒に観ているお客さんがほとんど年輩の方ばかりだったからかな。


「胸を借ります」という気持ちで。





あのね。予告編でも観ていたシーンだよ。


あぁ坂道と。文四郎(石田卓也)押してるのね。


あぁ来たかと。さしかかったかと。


で、坂の上から ふく(佐津川愛美)が現れるんだよなって。


予告編を観てたからもう確認事項だろうと。


構えていたわけだよね。





ちょっと待って。


今ちょっと、初めてなことがリアルタイムで起こってる。


あのさ、何が起きたかというとね。あのシーンを思い出したら


また涙が出てきた。そんなねぇ、ありえないでしょ。


普通に前を人が横切ってるベンチだよ。


街中で何かメモってる人が泣いてる図はおかしいでしょ。


もう今日はね、コンディションも泣きコンディショナーに


なってるから。昨日、我慢した分ね。おおめにみて。


よくここまでがんばったってね。





今、舟に乗りたい。舟に乗って川の真ん中で寝そべって


空を見ながら笑うように泣きたい。あ。


ほらもう、また出たよ。鼻。