2005年02月28日

ビギナーズ・マック

私事で恐縮ですが、PowerBookを買いました。


#15インチcomboドライブ(M9676J/A)


今、それで書いています。


Macを買おうと思い立ったのは確か20世紀の頃だったので、


足掛け5年は「Macを買う」と思っていたことになります。





今年、Macminiが出ましたね。


お値段も5、6万円とお手頃です。


もうここまでやられたら、さすがに私も黙っていられません。


なんたってこっちは周りの人達に「Macを買う」と言い続けて


5年です。


これはもう、5年間だまし続けていたようなものです。


もう買おうと。もー買うしかない。もー、で買いました。


PowerBook G4。





おや、Macminiはどうしたのですかということですね。


買うつもりでお店に行きました。


Macコーナーに行きました。


PowerBookのキーボードが気持ちいいのです。


以前からわかっていたことでした。


わかっていましたが、値段が20万円強するノートパソコンをそう


やすやすと買ってなるものかと。キーボードのボタンの心地よさに


今まで気づかないフリをしていました。


ダメですね。


ふと気付けばMacコーナーでPowerBookをポチポチしていました。


ああ気持ちいい、と。


決め手でした。


Macminiにはキーボードそのものが付いていなかったのです。





今、Macを使ってます。


相変わらずキーボードのボタンが気持ちいいです。


インターネットもちゃんと繋がってます。


初めて使うインターネットブラウザ“Safari”でこのページを見ています。


右側の各コメント・トラックバックの頭に丸ポッチが付いていました。


ページを作った当初、必死で消し去ったはずのあの丸ポッチが今、


目の前で付いています。


この衝撃はもう関東甲信越エリアに絞って言うと、


♪ほんとにほんとにほんとにほんとにライオンだー


クラスです。富士サファリパークのCMソングなのですが、


#safariだけに


♪近過ぎちゃって、どーしよう


と続くわけです。こんなに歌っているのに丸ポッチは外れません。


#公式HPで聞くことができました。





Mac版インターネットエクスプローラでこのページを見ると、


さらにひどいです。


「このページの作者はバブロ・ピカソですか?」


と作った本人が聞きたくなる程、ページが崩れています。


もうキュビスム・クラスです。





今までこのページをMacで見て下さっていた方、ごめんなさい。


この状況を修復する知識が私にあればよいのですが、あれこれ


手を加えてみてもなかなか直りません。


もうちょっとネバってみて、もしダメでしたらMacでも普通に


見られるページをもうひとつ作ろうと思っています。






posted by ozy- at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ああだこうだ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月24日

お守り

見ていてくれる。


そっと、見ていてくれる。


それが子供にとってどんなに大事か。





優しい時間』第7話“息子”






2005年02月23日

nostalgy「You're My Only Shinin'Star」

文化祭、来ていただいてありがとうございました!
忙しくて、ゆっくりとお話できませんでしたが、とても嬉しかったです!
最近忘れてましたが、私は受験生なんですよね。
文化祭の思い出にひたってる間もなく、今度の中間テストに向けて
がんばっています。
で、以前、私が気になっている人がいるって手紙に書いたのを
憶えてますか?
実は…この手紙を書いている今、その彼と一緒に図書館で
勉強しているんですよ〜!
文化祭実行委員の関係で、彼のいるクラブと一緒に仕事を
することになって、その時からよく話すようになったんです。
で、文化祭が終わった今でも、こうして一緒に勉強してるってわけです。
彼が「何を書いてるんだ!」と気になってしょうがないらしいのですが、
教えませんよ、そんなこと。
これは先輩と私だけの秘密の手紙ですからね。
こればっかりは教えられません。
                      10月10日 子悪魔な後輩より



 『9月』
二学期が始まる。
目の前に迫った文化祭に実行委員の夕紀は慌しかった。
彼女は運動部が出店する屋台の担当になっていた。
部室棟と実行委員の教室を往復する毎日。
特に力を入れていたのは野球部出店の焼きそば屋。
その野球部で一番張り切っていたのも、やはり浩だった。
教室でもふたりの間に会話が広がる。

夕紀の実家がパン屋ということもあり、焼きそばと一緒に
焼きそばパンも同時展開することになる。
思わぬ形で、浩を実家に招くことになってしまう夕紀だった。

「ただいまお母さん」
「おかえり。あら、浩君じゃないの。どうしたの」
「あどうも、いつもお世話になってます」
なになに、どういうことと夕紀が困惑している内に、
店の奥から一番会わせたくない人が出てきた。
「夕紀おかえりー。おう、焼きそばの兄ちゃん。
 ん? 夕紀と知り合いだったんかい?」
それはこっちのセリフだよと夕紀は思った。
ひそかに夕紀の実家に通っていたことがバレる浩。
野球部の朝練前に必ず立ち寄ってはパンを買っていた。
「夕紀は知らないのよね。浩君が来てくれる時間はだいたい
 頭ボサボサで歯磨きしてる頃でしょう?」
ちょっとやめてよお母さん。と思う夕紀だったが、
軽い放心状態だったので、言葉がうまく出なかった。
「いっつもなぁ。月水金が焼きそばパンで火木がツナとタマゴなんだよな」
「はい。いつも出来たてを戴いてます」
「でも、あれだよな。兄ちゃんの家から学校に行くのに、うちの商店街は
 なんか遠回りでねえかと聞いたことがあってよ。この店が好きだからとか
 嬉しいこと言ってくれたけど。そういうことだったんだな」
何を言い出すんだこの人はと実の父親に向かって思ったが、
そう思うだけで精一杯だった。
「そんなそんな、本当にパンがおいしいから毎朝通ってるんですよ」
「ほら、すぐ否定するところがあやしいというか若いというか」
夕紀は隣にいる浩の顔をじっと見ていた。
こんな笑顔、今まで見たことがない。
「まぁ根性もありそうだし。この兄ちゃんだったら、父さんも安心だ。
 パンは好きか?」
「大好きです」
「そうかそうか、これからムコさんて呼ばないとな」
「そんなお父さん」
「こら、調子にのるんじゃない」
「ハハハハ」
「何これ」
ようやく喋ることができた夕紀の第一声は、
心からのさけび声だった。

放課後の帰り道は試作品の焼きそばパンを頬張りながら、
ふたり焼きそば談義に花を咲かせていた。
「このキャベツのしんなり具合は結構満足してるんだけど」
「うん、おいしい。でも、ニンジンがちょっと半生かな」
食べ物のことになると夕紀は実にうるさい。
夕紀の両親も多少は認めているようで、新メニューのパンが出来ると
何気なく朝食に出して、夕紀の評価をうかがっている。
「麺はどうかな。少し焦げ目が付いてた方がいいかなと思ってさ」
「もうちょっと芯を残すと、食感がプリプリってなるかも」
「それが難しいんだよな。どうも、アルダンテにならないんだよ」
「デンテね、デンテ」
「うーん。やっぱり、まだパンに負けてるんだよな」
「このパン、ちょっと甘みがあるからね。やっぱり、焼きそばパンに
 するならもっと味を抑えたやつにすればよかったのに」
「でも、夕紀のお父さんのオススメだからさ」
「あんまり信用しちゃだめだよ」
「そんなこと言うなよ。俺はこのパンで行く。試練だと思ったから」
「なんの?」
「これから歩む人生の第一歩のだよ」
「そう。よくわからないけど」
「わからなくっていい。じきにわかるさ・・・」
「またひとりで、たそがれて」
「俺、当日までに焼きそばパン完成させるからさ」
「大げさね」
「男同士の約束だから」
「お父さん、また変なこと言ったんでしょ」
「変じゃねぇよ。かっこいいぜ、あのパン屋」
「うーん、なんか恥ずかしい」
「本番、食べに来いよ」
「うん、がんばる」
「がんばるか、じゃあ俺もがんばる」
「がんばれ、浩」
「よっしゃー! 燃えるぜ」
「ねぇ、もしもさ。もしも、うちのお父さんとかお母さんがお店、手伝いに
 来たいって言ったら、迷惑?」
「なに!? 師匠が来てくれるのか?」
「うん。もしも」
「そりゃ、大歓迎だろ。間違えなく」
「ふーん。わかった。知らないよ」

 『10月2日』
文化祭2日目、最終日。
野球部の焼きそば屋台は、夕紀の両親が手伝いに来てくれたこともあり、
2日間ともに売り切れ大繁盛だった。
鉄板調理係りの浩は何度か店を抜け出し、自作の焼きそばパンを片手に、
夕紀を探して回っていた。そういう時に限って、夕紀は店にやってくる。
「あら、夕紀。お父さん、夕紀が来たわよ」
「おおよく来たな。今、お父さんの作りたてがあるから、テントの中で
 座って食べなさい」
「何でお父さんが作ってんのよ…。ねぇ、浩くんは?」
「そういや見かけないな」
「そう」
「うまいぞ。父さんの焼きそばパンは」
「ごめん。また来る」
浩以上に忙しい2日間を送っていた夕紀。
最後まで一緒に食べることはできなかったが、夕紀のお母さんから
浩が作った焼きそばパンをひとつ受けとった。
麺がプリプリしていた。ニンジンは半生だった。

辺りが薄暗くなった頃、後片づけを終えた生徒達が、
徐々に校庭に集まってきた。恒例の後夜祭が始まる。
地元の花火職人による打ち上げ花火。
校庭はいつの間にか、生徒と地元住民で埋め尽くされていた。
それを横目で見ながら、自然とお互いの姿を探しているふたり。
花火がひとつひとつ花開くたびに歓声が鳴り響いた。
夕紀「あっ」
浩「あ」
やっと見つけた。
浩はとにかく謝って、夕紀はそれ以上に謝った。
そのあと、少し笑いあった。
「花火…、綺麗ね」
「うん。…でも俺、ずっと歩いてたからあんまり見てなかったや」
「へへ、実はあたしも」
久しぶりに見る花火はとても大きくて、心地良くて、
少しだけ音がずれてて、落ち着く。
花火に照らされる浩の横顔を見ながら夕紀は思った。

「あの。俺、部室からちょっと持ってきたんだけど。これ」
「線香花火!」
「この辺、結構混んでるからさ、あそこの鉄棒の方に行ってみるか」
「うん!」
次々と打ち上がる花火。
「せーの。引火!」
「わぁ、きれい」
盛り上がる打ち上げ花火。
その中で、下を向いているのは ふたりだけだった。
「かわいいね」
「うん。・・・俺、こっちの方が好きだな」
ふたりの間で交わされるのはひと言ふた言。それだけで充分だった。
しばらくして、あまりにも普段と違う雰囲気が流れていたことに
気が付くふたり。急に照れくさくなり、口調はいつものものに戻される。
「…浩くんさぁ、好きな人とかいるの?」
「ば、ばかやろう。そんなのもん… いるわけねぇじゃねえか…」
「…」
「…オ、オマエはどうなんだよ」
「アタシ? アタシは・・・、女ってのはね、
 いつでも恋しているものなのよ」
「けっ」
「浩くんにはわかんないけどね。この乙女心は」
「おとめ? どこどこ、どこにいるんだ。その乙女って」
「あっ」
「なんだよ」
「もう落ちてる」
「…ホントだ」
中学最後の文化祭はこうして終わった。

『2学期中間テスト』
文化祭直後の中間テストに向けて、ふたりは図書館で夜遅くまで
勉強することが多くなっていた。
帰り道、ふたりで見上げる夜空は ひとりでみる時よりもきれいに思えた。



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ラベル:Nostalgy
posted by ozy- at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ああだこうだ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする